学生時代に小売業でアルバイトをしていたこともあり、卒業後は接客業で働こうと考えていました。大学では食品関係のことを学んでいたので、就職活動の際は食品知識を活かせる接客の仕事としてスーパーマーケット業界の会社をいくつか受けてみることにしたんです。そのときにフジに出会いました。会社説明会に参加したときに、当時の人事担当者がすごく話しやすくて。「ここなら楽しそうだ」と思えたので迷いなく決めました。入社してからも、人柄で決めてよかったと思っています。

最初に配属されたのはいまの職場でもあるマックスバリュ海田店でした。1年ほど働いて、そこからマックスバリュ世羅店に異動となり、4ヵ月後に戻ってきて現在に至ります。2つの店舗を経験できたことは、とても大きな学びになりました。たとえば、単身の方も多い海田店では夕方から少量パックの商品が売れ筋になりますが、高齢の方が中心の世羅店では売上が芳しくありません。一方で世羅店では、GWをはじめとした長期休暇になるとオードブル商品の売上が一気に伸びます。その土地に住んでいる方によって売れ筋が変わることを理解でき、製造計画を考える際の指針になっています。

これまでの勤務を振り返ると、これまで経験した両店舗の主任から受けた影響は少なくありません。特に、世羅店の主任からは業務のスピード感と効率化を学びました。作業スピードの早さは自分の中の物差しになっていて、海田店に戻ったいまもどうすれば追いつけるか考えながら日々の仕事に取り組んでいます。効率化でいえば、発注の際に製造計画を同時に進めるやり方を教えてもらったのですが、2画面を見ながらの作業が最初はまったくできませんでした。しかし、続けているうちに慣れてきて大幅に時間を短縮できました。

少し前からデリカ部門の中心として、スタッフ管理も任されるようになりました。指導する機会も増えたので、理解できるまで何度も説明しながら徐々に覚えてもらうことを心がけて成長をサポートしています。また、全員が複数のポジションをできるようにしてフォロー体制を強化している最中です。まだ実力が足りないなと感じることもありますが、2023年に会社から優秀従業員として表彰してもらい自信になりました。早くも主任になっている同期もいるので、自分も追いつけるようにがんばります！